寧暮(ねいぼ)【日本全国・パン屋さん便り】

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【日本全国・パン屋さん便り】とは?
<パンと旅>がおすすめする日本全国のパン屋さんを、お店を代表する「看板パン」、地産の食材を使うなど、その地域ならではの魅力を楽しめる「ご当地パン」とともに、ご紹介します。季節限定のパンや、最新トピックも随時更新されるので、どうぞお見逃しなく!
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“100歳になっても食べたいパン”をめざして

和歌山の山あいにある「寧暮」は、自作の薪窯でパンを焼くという昔ながらの手法を大切にしているパン屋さん。かつて「HARIYAMA」の名で知られた店主・旅田さんが、今めざしているのは、“原点回帰”と“持続可能なパン作り”。手捏ねや自家製粉など、ひとつひとつの工程に手間をかけ、薪窯の遠赤外線で焼き上げるパンは、外はカリッと香ばしく、中はしっとり。噛むほどに滋味が広がる味わいです。

素材選びにも、その姿勢は表れています。できる限りオーガニックや地元・和歌山のものを使用し、塩やバターに至るまで、質のよいものを丁寧に選定。家族とともに窯を築き、パンを焼く――そのチームワークが、「100歳まで続けられるパン屋、100歳になっても食べたいパン」をかたちにしています。大量生産はできなくても、暮らしに根ざしたパン作りを大切にしたい。そんな想いが、寧暮のパンには息づいています。

フォトギャラリー

寧暮(ねいぼ)の店内の様子や雰囲気を写真でご紹介。

  • 薪窯の遠赤外線効果により、外はカリッと、中は程よくしっとりとした質感のパンに仕上がる。

  • パンに使う素材はできるだけオーガニックのものを使っているそう。

  • 薪の調達や薪割りもパン作りに欠かせない作業のひとつ。

  • 看板商品がずらり!

  • 大自然のおいしい空気が滋味深いパンをつくります。

  • 娘さんもお手伝い。

  • 観光客の多いエリアながら少し奥まった場所にあります。

お店がおすすめする【旬のパン】〜8月 *定期更新

いちじくのブレッヒクーヘン

地元で採れたフレッシュないちじくを、アーモンドクリームとポピーシードとともに、天板一枚分のブリオッシュ生地にたっぷりとのせて焼き上げたドイツ風菓子パン。旬の果実の瑞々しさがぎゅっと詰まった味わいを、毎年楽しみにしている人も多いという。1カット 480円

和歌山の食材を使った【ご当地パン】

和歌山サカナ農園さんのこだわりケールを使ったパンランチ

和歌山県橋本市にあるサカナ農園のケールを使った、薪窯パンとのコラボランチ。予約制のコラボランチでゆっくり楽しめるこの一皿は、地元野菜の力強さとパンの香ばしさが響き合う、季節の恵みそのもの。「野菜がたっぷりで、体が喜んでいるよう」との声が寄せられるのも納得。1540円

寧暮(ねいぼ)の【看板パン】

ミッシュブロート

自家製粉したライ麦と小麦の全粒粉、さらに灰分値の高い小麦を手捏ねし、ルヴァン・ド・パートでじっくり発酵。薪窯にしっかりと蓄えた熱で、香ばしく焼き上げる寧暮のシグネチャーブレッド。力強くも素朴な味わいは、毎日の食卓にそっと寄り添い、常連客が欠かさず手に取るというのも頷ける。 1160円(お取り寄せOK)

パネットーネ

何十年先もリエビト・マードレを育てながら焼き続けたいという、店主の肝いりのパネットーネ。自分自身の「食べてみたい」という好奇心に正直に、伝統ある発酵菓子を季節や素材を変えながらバリエーション豊かに展開。販売開始から数秒で完売することもあり、「食べ始めたら止まらない」と評判の一品。(大)3800円(小)2300円(お取り寄せOK)

フォカッチャ・ナポレターナ、フォカッチャ・ロマーナ

イタリア人の料理人から学んだ、本場仕込みのフォカッチャ。厚めでもっちりとしたナポリ風と、薄くパリッと焼き上げたローマ風の2種から選べる。食事に添えたりサンドにしたりと、暮らしに寄り添うオーソドックスな味わいが人気。 580円(お取り寄せOK)

店舗情報

店舗名 寧暮(ねいぼ)
住所 和歌山県和歌山市和歌浦西2-2-11
営業時間 パン 木 12:00〜15:00、土 12:00~16:00(事前予約セット販売、店頭販売) カフェ 8:30~15:00(月・火・木・金)、土 12:00~16:00
定休日: 毎週水曜と日曜、毎月第4火曜日
Instagram: @harimaya110
備考
URL https://www.instagram.com/harimaya110/