【絶品カンパーニュ:その3】「ベーカリーマーロ」岩手・陸前高田
食べ比べイベントに登場するカンパーニュを先駆けガイド!
2024年11月2日(土)、11月3日(日)に開催される「世田谷パン祭り」。パンと旅を愛するメンバーが集まって結成されたユニット「PAN to TAB! パントタビ」では、【絶品カンパーニュ食べ比べ】と称して、全国から厳選した3つのパン屋さんから取り寄せた絶品カンパーニュを食べ比べを楽しむイベントを開催します。当日味わえるカンパーニュとパン屋さんの魅力について、予習編としてお届けします。イベント後に公開される「パン職人インタビュー」「アフターレポート」と併せて、楽しんで!
今回は、飽きのこない味わいのカンパーニュで老若男女とわず大人気! 岩手・陸前高田「マーロ」さんの魅力に迫ります。
ひのようこの「推しポイント」
「マーロ」さんのカンパーニュは、酸味と小麦風味のバランスが絶妙です。酸味はヨーグルト程度で、ハード系が苦手な人でも食べやすいはず。老若男女に愛される、名付けるとしたら“みんなのカンパーニュ”。生地は国産小麦を中心に使用、岩手のそば粉などを地産の食材を合わせることで、パン生地にも地元の風味を取り入れています。シンプルでナチュラル、なのに奥深い。ありそうでない、飽きのこないカンパーニュです。
キーワードで紐解く「マーロ」の魅力
# Keyword 1:
陸前高田の復興をパンで応援!
「ベーカリー マーロ」は、東日本大震災で被災した陸前高田の復興プロジェクトの一環として誕生。生産者の協力を得て、陸前高田の地元食材を活用することを大切にしています。わかめ、青のり、リンゴ、醤油、味噌、生姜など、その土地で採れた新鮮な食材を使ってパンを作り地域性を表現することで、地元への愛着を込めています。(写真は、広田湾産わかめ、ジャコ、白ごまを生地に練り込んだ「海のパン」)
# Keyword 2:
陸前高田の発酵文化をパンで継承
お店をかまえるのは、「陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)」の中。陸前高田には、かつて味噌・醤油屋、麹屋、酒蔵などがあり、発酵文化が根付いていた町でした。パンも発酵食品のひとつ。広田湾で採れたワカメや、岩手のそば粉など、地産の恵みを活かしたパン作りで、地域の食文化と発酵文化を次の世代に継承しています。
# Keyword 3:
対話を大切にした温かい接客
「ベーカリー マーロ」は長居できるパン屋さん、と塚原さん。気軽にパンのことをスタッフに聞けるから、パンを買うだけでなく、パンに魅力をもっと知れる!と、評判だとか。お客さまとの対話で得た感想をフィードバックすることは、より良いパンづくりにつながるだけでなく、地域の人々との絆を育むことにもつながります。
# Keyword 4:
ロスパンをビールに!
塚原さんが以前働いていたお店でパンの耳の部分からビールを醸造したことに着想を得て「マーロ」でも、隣のビール醸造所でパンのロスを使ったビール作りをしています。都内の人気店で培った経験を持つ塚原さんならではの知識やアイデアが、地域でのサステイナブルな取り組みに生かされています。
イベントレポートもCHECK!
世田谷パン祭りのイベントでは、アフターレポートをお届け。「オリビエレイン」さんのカンパーニュのおすすめの食べ方や、ぴったりの相棒、ワインとの組み合わせなども紹介します。店主の田中さんへの「パン職人インタビュー」も公開して、「オリビエレイン」さんの魅力をさらに深掘りします。
店舗情報

店舗名 | ベーカリー マーロ /BAKERY MAaLo |
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住所 | 岩手県陸前高田市気仙町字町308番地5 |
営業時間 | 平日 10:00〜18:00、土日・祝日 9:00〜17:00 |
備考 | 定休日 火 080-2845-8170 photo: hidesue_yamada |
URL | https://camocy.jp/shop/382/ |